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【ライラの冒険シリーズ】 フィリップ・ブルマン作 大久保寛訳 新潮社
『黄金の羅針盤』
『神秘の短剣』
『琥珀の望遠鏡』
2008年3月現在公開中の映画「ライラの冒険~黄金の羅針盤~」
この映画を見る前に、原作を読んでしまおう!と思い、ラスト近くまで読んでずっと放置していた「黄金の羅針盤」を含む「ライラの冒険シリーズ」を読了しました。
この作品は、映画化の話がでる以前に、某映画の公式サイトの掲示板で、お勧めされていたのをきっかけに読み始めたんですが、正直「黄金の羅針盤」自体はあんまり面白いと思えず、だからこそ何年も積読本に紛れさせていたんです。
それが、映画をきっかけにしてシリーズ全部を読破することになりました。
物語は……
「ダイモン(守護精霊)」と呼ばれる、自分自身の魂の半身である生物と共存している、こことは違ったよく似た世界。
その世界におけるイギリスのオックスフォードに住むおてんばな少女、ライラの回りで、子どもが連れ去れる事件が起こり始めていた。ライラは、ある出来事をきっかけに真実を示す黄金の真理計を手に入れ、連れ去れた子どもたちを救うため北極へと旅たつ──。(黄金の羅針盤)
といったものなのですが、う~ん、面白かったことは面白かったんですが、正直手放しで「面白かった!」といえるような作品とは思えませんでした。
いや、「琥珀の望遠鏡」までは面白かったんですよ?
読み出したら止まらず、けっこう一気に読んでしまったんですが、なんというか、物語世界が不透明というか、個々のエピソードのまとめ方になっとくがいかないというか、うん、ラストが気にくわないってわけじゃないんですが、なにか読後がすっきりしないというか……。
そうですね、一言でいうのなら物語が不完全燃焼で完結しているといえば良いでしょうか。
もっともっと、個々のエピソードを、それぞれの世界を、掘り下げて描いて欲しかったと私なんぞは思うのですが、あのさらりと触れるだけの描き方のほうが、良いという場合もあるでしょうね。
とりあえず、私個人は「これで終わらすのっていろいろ納得いかなぁ~い!不満だ!」と思ったのですが、とりあえず、脳内で個人的に補完してみようかな?と思っています(笑)
